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時の河を漂う船頭無きニッポン丸時の河を漂う船頭無きニッポン丸
船頭多くして船山に上る。船頭無くしてニッポン丸は沈む…?!
日本の現状を憂う、憂国のニュースブログ。
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文字数を減らし、漢字の使用も最小限にし、やや難しい漢字にはよみがなを振る。それでも、キーワードを理解できず、字幕が読めない、理解できない若者が、増えているらしい。子供ではなくて。

「ソ連」って、何ですか?
「ナチス」って、何ですか?


これら、スパイ映画の試写会後に寄せられた感想に、「知っていて当然の日本語を知らない若者が増えているようだ」と、映画会社の製作担当者も驚いたと言うが、それはそうだろう。ここまで日本の若者の学力レベルは落ちているのかと、私もがっくりとした。

しばらく前、著作権の問題に絡んで、裁判官が「インターネット、って何ですか?」「ダウンロード、って何をすることなんですか?」と発言し、これも「そんなことも知らないのか」と世間では話題になったが、これと映画の字幕を理解できないことには、大きな違いがある。

「インターネット」や「ダウンロード」は、既に一般的に使われるようにもなったが、基本的には「専門用語」であり、改めて自分の言葉で回答しようとすると意外に難しいと、多くの人間が認める言葉である。また、この質問がなされたのは、法的見解やら線引きを示す必要があって議論していた時であり、「一般的に理解されている範囲・程度の回答」ではなく、「極めて専門的で詳細な回答」が求められていた。対して上記の「ソ連」や「ナチス」は、映画を理解するのに必要な程度の知識さえあれば良い。専門的である必要はない。でも、それがないのが現状だと言う。何ということか!

文字が読めない若者のために、字幕を止め、吹き替えにする比率は年々高まっていて、ついに「ハリー・ポッター」シリーズでは、吹き替えが6割と字幕版を上回ったと言う。私としても、

字幕は本来のセリフを大幅に削除・凝縮したものであるため、本来のセリフの内容を理解するには不十分であることが往々にしてあるため、字幕版の場合、映像でシチュエーションを確認しつつ、耳で聞いたセリフと目で読んだ字幕を照合し、時にそのギャップに首をかしげ、時に笑う…

という複雑で忙しい工程をする必要に(思わず)駆られるのを避けるためには、吹き替え版の方が(本来のセリフ理解については諦めがつくので)映画の世界に没頭できて良いので、吹き替え版は好きだが、増える理由が識字率低下ないし知的レベルの低下のためであって欲しくはない。


ナチスって何?字幕読めない若者に映画界困った
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/movie/143950/


ここでは日本は「韓国に次いで2位」と紹介されているが、これは何年前の資料を基にしたものなのだろうか。ふと、そんなことを思ってしまった。今はもう、2位どころではないだろう。
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